新しいことを始めるときどうする

<答え>経験を重ねて勝機を見出す

異民族の侵入に直面して、孫武が指揮をとったらどうなったか。間者を含めた情報収集を、徹底的に活発化させたでしょう。

将軍たちに戦場のリアルを体験させるため、リスクのない軍事行動を計画したでしょう。
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経験則がなければ、それを意図的に積み上げる作戦計画を作る。つまり、よい体験を積ませることで、どこか反撃の糸口をつかませるのです。

これは、最初から勝機がどこにあるか、わかっていない戦いです。しかし、どこかで見つかることを、孫武は確信している戦いです。

体験を計画する、とはおかしな言葉かもしれません。
しかし、経験則を法則化した孫武は、恐らくこの重要性を見抜いていたでしょう。

未知の状況を前に、未知の敵を前に、作戦室で激論を交わしても無意味です。さっさと戦場に連れていき、負けないように体験を積ませます。間者を大量動員して、あらゆる情報を集めます。
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未知に飛び込めば、それはやがて既知になります。そうであれば飛び込む未知の数は多い方がよい。できるなら、質の高い未知に飛び込む方が良い。

そうすることで、あなたの中に勝利の経験が蓄積されていく。やがて伝説的な軍師である孫武が、あなたの精神の中で微笑むでしょう。

それが、新たな勝機を見つけた瞬間なのです。
<孫子ならどうする?>
質の高い未知に飛び込み
経験を重ねて勝機を見出す

(参考文献 実践版孫子の兵法 鈴木博毅)

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<感想>
未知のものって怖いですよね。
江戸時代の人が外国人を未知すぎて、鬼にたとえたという話を聞いたことがあります。しゃべっていることもわからず何を考えているかもわからないため、怖かったんでしょうね。

新しいことを始めるときって怖いですし、勇気が必要です。ただ、そこを乗り越えて自分なりに経験してみること。やっていく中で自分なりのやり方が見えてきて自分なりの経験則が出来てきます。
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転勤して、新しい土地で新しい特異先や仲間と、新しい生活を始めるときは、いつも清々しい気持ちとは裏腹に、怖い気持ちもあります。

そんなときはとにかく自ら積極的に活動していって、新しい生活に慣れるしかありません。そこで怖がって縮こまっていると前に進みません。

早めに経験値を高めて、自身を成長させ、自由に動けるようになることが勝利への近道。グズグズしている暇はありません。

ビジネスの分野でも同じことが言えます。より早く成長出来たものが勝利をつかむ。

日々成長!頑張りましょうね!
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