初対面の人と仲良くなるには

<答え>相手のことばかりに関心を持つ

<実験>好奇心の効能(参考 ジョージ・メイソン大学 心理学者トッド・カシュダンたちの実験)

仕掛け人は初対面の被験者と5分間だけ会話します。
そのとき相手との共通点ではなく、
相違点について関心をしめし、質問をするようにします。

5分後、
被験者からみた相手の性格は
「エネルギーにあふれている」
「話し好き」
「自信にあふれている」
「ユーモアがある」など、
好意的な印象があげられました。

・・・つまり
好奇心の強い人は、
いろんな人と仲良くなれるチャンスがある。
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<著者の考え>
人は基本的に「自分にしか関心化がない」ものです。多くの人がコミュニケーションを苦手としているのは、「自分の関心の範囲であることを、相手と共有する」ことの難しさを感じているからでしょう。

たしかに「わかってほしい!」「理解して欲しい!」というニーズはどんな人にでもあります。でも相手も「わかってほしい!」「理解して欲しい!」と思っていることを、いつも忘れてはいけません。

だからこそ「相手の関心ごとを優先すること」です。相手の話を「へえ」と興味なく流すか。流れを止めて「え?それはなに?」と好奇心を見せるか。コミュニケーションが円滑に進むかどうかは、ただそれだけの違いなのです。

相手の関心ごとを優先しようとすれば、かならず態度にあらわれます。それはほんの小さな兆候かもしれませんが、相手はその兆候を認めること、こちらにも関心を寄せてくれるようになります。

相手のことを心の中で見ているように、相手もあなたのことを見ているのです。ですから、人のやる気を上げたいと思ったら、モチベーションアップのコツを学ぶよりも、まず“その人のことをどのように見るか“が大事です。つまり「やる気がない人だ」と思うのではなく、「この人はやる気を出してくれるはず」と思って会話にのぞむことで、より前向きな話し合いになるということです。

(参考文献 図解モチベーション大百科)