成功する人のモチベーションの源とは?

■照明型と習得型

当人比で評価する。

【実験】(参考:心理学者ルース・バトラーの実験)

中学生たちをチームに分けて、
テストをやってもらいます。

Aチームの中学生には・・・
「他の学生と比較して評価する」と伝えた。

Bチームの中学生には・・・
「あなたの成績の上がり具合を基準にして評価する」と伝えた。

意気込みを訪ねると・・・

Aチームの中学生 ⇒ 「能力をしめしたい」「ミスを減らしたい」などと答えた。

Bチームの中学生 ⇒「頭を鍛えたい」「問題解決能力を高めたい」などと答た。

【結果】テストを何度か繰り返すうちに、Bチームのほうが大きく成績が伸びた。テストが楽しかったという声も多かった。

【まとめ】つまり他人との比較よりも、自分の成長度合いによって評価された方が、人は努力しやすい

【著者の感想】「お客様に喜んでいただくため」「上司に安心してまかせてもらうため」「社内で一番のプレゼンテーターになるため」など、など、客観的理由(人からどう思われたいか)を仕事も目的にしていると、次第に社交的で、気配り上手な人物になっていくことでしょう。そしてじぶんの仕事を評価されるたびにモチベーションは上がり、さらに良い結果を出し続けることが出来ます。しかしその状態がしばらく続くと、急にモチベーションが上がらなくなる時がやってきます。「客観的理由」は自分でコントロールしようと思ってもできないものだから、「評価を落とさないレベル」で万足するようになるのです。一方で、「もっと良いものを作りたいから」「問題解決能力を高めたいから」「最高のサービスをしたいから」など、主体的理由(自分がどうしたいか)を仕事の目的にしていると、比較的モチベーションを一定に保つことが出来ます。以前までの自分との比較になるので、工夫のしがいがあり、ストレスもたまりにくくなります。ですから、モチベーションを短期集中で上げたいときは「周囲と競争する」のもいいかもしれませんが、「自分自身の進歩」を評価した方がより仕事を楽しみ、継続的に成績を伸ばしていくことが出来ます。 前と比べてどうだったか?を評価基準にしよう。

【私の感想】私が今の会社に転職で入社したばかりのころ、とにかく「周囲の人から認められたい」というのが一番のモチベーションでした。その為、会社が休みの日も少しでもライバルに差をつける為に家でPCをいじっておりました。ただ、現在(41歳)思うのは、まさにこの本の言う通りで「評価を落とさないレベル」で満足。休みの日はしっかりと休み家族サービスをして、平日もできる限り残業をせず早く帰って自分のやりたいことをする。今自分が一番好きなこと、楽しいことは、まさに自分磨きで、朝ランニングしながら教育系ユーチューブを聞く、読書、筋トレです。自分が成長していると実感できる瞬間が一番楽しく感じます。誰に評価されるというわけではなく、自分が楽しいからやっている感じです。周りからの評価は全く関係なく、只々、自分磨き最高です!

(参考文献)図解シリーズ モチベーション大百科