気持ちを強くする方法

答え
姿勢と呼吸に気をつける。

【実験】
(参考 ハーバード大学 
社会心理学者エイミー・カディの実験)
男女数名の被験者に、1分間ずつ2通りの
ポーズをとってもらいます。

Aチームの被験者には、
エグゼクティブのように横柄な態度で
座ってもらう。手を頭の上に回し、
身体をのけぞらせ、足をデスクの上に乗せる。

Bチームの被験者には、手を膝の上にのせ、
肩をすぼめて座ってもらう。

【結果】

Aチームはテストステロンの値が上昇し、
コルチゾールの値が下降した。
またパワフルな自分になり、
参加手当が二倍になる賭けにも、
積極的に参加する人が目立った。

Bチームはテストステロンが大きく低下し
コルチゾールが増加した。
それにともなって緊張感が強くなり
無力感を覚え、参加手当が2倍になる
賭けを拒否する人が目立った。

※テストステロン・・・
男性ホルモンの一種。
男らしさに作用する。増加すると優越性、
競争心、病気への対応力、
リーダーシップ能力があがる。

コルチゾール・・・
ストレスを受けると分泌量が増加。
身の危険が迫った緊急非常時に出るホルモン。

つまり、気分が姿勢に影響を与える一方、
姿勢も気分に影響を与える。

【筆者のまとめ】
「姿勢と呼吸に気をつけて下さい。」
私は良くあいさつ代わりに、
皆さんにそうお伝えします。
みなさんから「気をつけるって何?」
「どんな姿勢と呼吸がいいいの?」
と聞き返されることはありません。
誰もが、自分が背骨と肩を内側に
苦しめそうに丸め、呼吸は浅く、
早くなっていることに気づくからです。
実験によれば、偉そうな態度をとると
雄性ホルモンが分泌されて、
背中を丸めるとストレスのホルモンが
分泌されるそうです。
男女の差もありません。
元気がいいと、堂々とする。
堂々とすれば、元気になる。
この法則を意識するかしないかで、
一日の中の「元気でいられる時間」
が増減します。
私はいつも赤いネクタイを締めて、
あごを引き、胸を張り、そのままの姿勢で
パソコンに向かい、人と話、
街を闊歩しています。
朝一番に、「ウワォ!」と
叫ぶこともあります。
それは私の本来が弱気だからであり
少しでも強気を得たいからなのです。
大事な商談や会合の前など、
私は弱気になります。
弱気になればなるほど胸を張るのですが、
いつも「堂々としていい」と
おえら方からほめて頂きます。

疲れているときほど、動作を大きく
ゆっくりにしよう。
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【私の感想】
胸を張って姿勢を良くするだけで、気持ちが
強くなり元気になれるなら
絶対にそうしたほうがいいですよね。

私も、何かミスをして誰か怒られたり
プレゼンは上手くいかなかったり
商談は失敗したりして、
落ち込むことがあります。
そんなときは筋トレや運動を
しまくることにしてます。
この本ではないのですが、以前
『筋トレは最強のソリューション』
と言う本を読みました。
筋トレや運動はテストステロンという
男性ホルモンホルモンを増やして
病気やストレスに強くなると
書かれておりました。
ストレス状態を少しでも早く抜け出す
手法の一つとして、筋トレや運動も
そうですが、普段からの姿勢も
意識することが大事ですね。

(参考文献)図解モチベーション大百科