理想の自分に近づく方法とは

<答え>言葉づかいを気をつける

<実験>プライミング効果(参考 ニューヨーク大学 ジョン・バルフの実験)

大学生を何チームかに分けて、いくつかの単語群から短い文章を作ってもらいます。

ただそれだけのことですが、
1チームだけ、単語群に高齢者をイメージさせる(しわ、忘れっぽい、孤独、白髪、杖)などの単語が混ざっています。

その後、別の場所に移動してもらいました。

<結果>
高齢者単語チームの学生たちは、他のチームの人よりも明らかに歩くスピードが遅かった。

つまり、人は使った言葉に、ふさわしい人物を体現する。

別の実験ではこんな結果も出たそうです。
1チームは、部屋の中を毎分30歩(通常の3分の1のスピード)のペースで5分間歩かされました。すると、単語群を見たときに「忘れっぽい」「年老いた」「孤独」などの高齢者に関する単語を、通常より素早く認識するようになったというのです。これは恐ろしいことです。たとえ無意識のうちであっても、お年寄りの集まる街で、お年寄りが好むものに触れていたり、「どっこいしょ」とお年寄りのように椅子に腰を掛けていたりすると、(自分は老人だ)という新しいアイデンティティが生まれ、本当にお年寄りのようになっていくのです。反対にパーティ、六本木、金髪などの言葉に触れ、鷹揚な態度をつづけていれば若々しくなるかもしれません。いずれにしても重要なことは、言葉をいい加減に使ったり、気の抜けた態度をとるべきではないということです。上流階級の人たちは、自分の価値を下げるような言葉は、冗談でも使いません。それは、相手に与える悪影響に配慮するというよりも、自分のセルフイメージが悪くなることを嫌うからでしょう。
ふだんから自分が接する言葉、振る舞いに気をつけて下さい。特に朝起きて一番最初に見る文字は、一日の感情に強く影響を与えると言います。枕元やスマホの待ち受け画面に元気の出る言葉を飾ってみてください。

他人の言葉づかいに引っ張られず、自分らしい言葉を使おう。
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(感想)
要するにアイデンティティは普段触れる言葉や自分が接する言葉によって作られるということですね。
最近私は自分自身の興味が、「副業、ユーチューブ、ブログ、ツイッター」です。この辺のことに関してのアンテナが非常に高く、何かよさそうな情報があれば必ず注意してい見るようにしています。つまり、自分の関心ごとがその人のアイデンティティを形作っているというこです。自分自身が興味のある分野は、普段から接することも多く、発信する言葉も多くなります。あこがれのイメージとは自分自身が一番興味のあること。興味があり、近づきたいと思っている分野には自然と近づくことができるという結論ですね。
また、普段の言葉づかいが子供へ与える影響も強いということですね。子供は親を見て育つと言いますが、二児の子を持つ親として、使わないようにしようと思いつつつい下品な言葉を使ってしまうことがあります。子供の教育へも影響を与えてしまう「言葉づかい」には気をつけたいと思います。子供を理想的な人格に育て上げるためにも、少しでも知的な言葉づかいができるよう普段からも気をつけていきたいものです。

(参考文献 図解モチベーション大百科)