机の上のあるものをなくすだけで集中力が高まる

<答え>スマホをなくす
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2017年にテキサス大学が行った実験。
研究チームは520人の学生に単純な作業を命じると同時に、目の前に電源を切ったスマホを置いたグループと、スマホを視界から遠ざけたグループの二つにわけ、どちらのほうが集中力が持続するかを確かめました。
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結果は、スマホを近くに置いたグループの惨敗でした。
完全にスマホの電源は切った状態だったにも関わらず、もうひとつのグループに比べて、学生の集中力は半分に減ってしまったのです。

研究チームは言います。
「デジタルデバイスが近くにあるだけで、認知機能は大きく低下する。デバイスの存在を近くに感じた時点で、目のまえの作業に使える認知のリソースは減ってしまうのだ」

スマホは現代人の生活を大きく変えましたが、その一方で古代に生まれた脳は技術の発達に追いつけず、限りある認知のリソースを無駄に消費してしまいます。その点で、現代人の集中力の低下も立派な文明病の一つなのです。

(参考文献 最高の体調 鈴木裕)

<感想>
これは、以前私も他の文献で見たことがあります。
それ以来私も仕事をする際には、必ずスマホを自分の視覚の範囲外に置くように心がけています。
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実際にこの事実を知る前と後でやはり、集中力に大きな差が開いた経験があります。

スマホが近くにあると、何か通知があるたびに、気になり見てしまいます。いや、通知がなくてもスマホがあると、自ら通知が来てるかどうかを確認したいという欲求で確認をしてしまいます。

一方スマホをカバンの中に入れて見えない状況にした場合には、一旦集中状態に入るとスマホが気にならなくなり、それ以降は順調に仕事を続けることが出来ました。
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一旦集中力が途切れると、再度集中した状態に戻すまでに15分くらいかかると聞いたことがあります。なのでスマホを意識した状態で仕事をするって本当に効率が悪いことなんですね。

SNSで何かをアップしたらそれがどうだったのか、承認欲求が爆発的に強くなります。通知があるかどうかが気になってしょうがないんですよね。これは私も経験があり、承認されたいという気持ちは本当によくわかります。

だからこそ、スマホは集中にとっては悪なのです。スマホが見えるところにあると、本当に集中できなくなるのです。

読書をするときでもそうです。スマホがあると、本を読んでも集中できず全く頭に入ってきません。
集中したいときは、自分の視線の範囲にスマホを置かないこと。これは絶対ですね。

スマホはもはや、私たちの人生に切っては切り離せないものです。ビジネス、プライベート、様々な意味で依存してる部分が多い状況になっています。ライン、ツイッターフェイスブック、インスタ等。

それだけに、集中したい時にはあえて自分の意識の外に置くよう心がける必要があるのです。
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