創造性とは古いアイデアを新しく組み合わせたもの

創造性は人によって差はあるが、すべての人に備わっている才能だ。

豊かな創造性を持っている人たちには大きな共通点がある。自分には創造性があると知っていることだ。その結果、彼らは創造性を思考プロセスで発揮するようになる。

創造性を発揮すればするほど、その才能は磨きがかかる。記憶力、観察力、判断力、推理力を高めることができるのと同じように、創造性を高めることも可能なのだ。
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誰にでも生まれつき創造性が備わっていることが信じられないなら、幼い子供と一緒に過ごしてみるといい。子供が驚異的な想像力を持っていることがわかるだろう。

子供は遊び相手がいなければ、想像上の相手と話をするし、木の枝をピストルに仕立て上げたりもする。人形の箱が宮殿になることもある。

想像力と好奇心は、私たちがみな、生まれながらにして持っている創造性の二つの大きな特徴なのだ。

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しかし、子供が学校に行くようになると、何をどう考えるかを教わる。翌週のテストのために漢字を暗記する、問題を解くために公式を覚える・・・等々。

私たちは何年間も記憶力、観察力、判断力、推理力を開発する一方で、創造力と直感力を使って考える能力を無視してきた。

これでは、ほとんどの人が自分にはたいして創造性があると思わないのも無理はない。たしかに、他のいろいろな能力も大切だ。しかし、創造性にとってかわるものはない。

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ほとんどの人が創造性を活用していないもう一つの理由は、創造性とは全く新しいアイデアを思いつくことだと思い込んでいるからだ。しかし、まったく新しいアイデアというものはないのだ。

新しいアイデアとは、古いアイデアを新しく組み合わせたものにすぎないのだ。新しい製品とサービスは、既存の製品とサービスを新しく組み合わせたもので出来ている。

たとえば、ピザに宅配サービスを組み合わせることで新しいビジネスが成立したように、古いアイデアを組み合わせて新しいアイデアを創造する。それが創造性なのだ。

創造的思考に立派な学位も高い知能指数も必要ない。それはとても簡単で、誰にでもできる。新しいアイデアを思いつくための簡単な戦略とテクニックを、応用しさえすればいいのだ。

(参考文献 自宅にいながらお金持ちになる方法 マイケル・ルボーフ著)
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<感想>
以前有名な作曲家が、「全ての新曲は過去のヒット曲のつなぎ合わせにすぎない」という言葉を聞いたことがある。

過去の成功を知ることは、新しいアイデアを生む第一歩。

ビジネスにおいても同じだ。

成功者の話を聞いたり、ヒット商品の売れている理由を調べたり、偉人伝を読んだりすることが、新規事業を始める上で有益なアイデアを生むことにつながる。

普段からそういう情報に触れる習慣を持っている人は強いですね。

ちなみにこれうちの娘が作ったものなのですが、なんだか分かりますか?
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なんとピアノだそうです。
子供の発想力ってすごいですね。

こういうのしょっちゅう作ってます。