アイデアを創造するプロセス

問題の発見⇒準備⇒培養⇒ひらめき⇒評価

簡単なテクニックを応用すれば新しいアイデアを思いつく能力を向上させることができる。
創造的思考を実践する人たちは、アイデアがほぼ予想通りのプロセスをたどることを知っている。
純化すると、そのプロセスは次の五つの段階を経る。解決策を探しているときは、是非試してみるといい。
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【第一段階】問題を発見する
エジソンは、「いつも不満を抱くことが進歩の第一条件だ」と言った。
創造的なプロセスは、あなたが解決したい問題を発見した瞬間に始まる。
たとえば、脱サラして在宅ビジネスを始めたい、経費を増やさずに事業を二倍にしたい、新規顧客を開拓するか既存顧客を維持したい・・・。
適切な解決策を思いつくのは数か月先、数年先かもしれないが、問題の発見がなければ何も始まらない。
幸運は、目的意識を持っているひとに訪れる。
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【第二段階】入念な準備をする
問題が明確になったら、次の段階はできるだけ多くの解決策を探る。
本を読む。観察する。メモを取る。人と話をする。多くの人に質問をし、そのテーマについて情報をできるだけたくさん集める。
イデアをたくさん集めれば集めるほどいい。
いろいろなアイデアを徹底研究すれば、最もいいアイデアを思いつく。
これは最も困難で時間のかかる作業だが、不可欠なプロセスだ。
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【第三段階】アイデアを培養する
準備に時間をかけると、少しも前進してないと不安になるかもしれない。
しかし心配する必要はない。停滞しているようだが、実際は培養期間であり、必要なプロセスの一部なのだ。
次の段階は、その内容を潜在意識に送信することだ。
最も重要な決定は潜在意識で行われる。
期間の長短に関係なく、培養は絶対に必要なプロセスである。
創造的思考をするには、潜在意識が活動するだけの時間が必要なのだ。
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【第四段階】ひらめく
創造的プロセスの陶酔感に浸る段階だ。潜在意識が突如、顕在意識に素晴らしいアイデアを送信する。
しめた!すばらしいアイデアは最も予期せぬ時に思いつき、どこからともなく現れるように思えるが、実際には、準備と培養にかなりの時間をかけたあとでやってくる。

アルキメデスは入浴中に定理をひらめいた。
同様にに、ダーウィンは馬車に乗っているときに進化論を思いついた。
ニュートンはりんごの気の下に座っているときに万有引力の法則を発見した。
だが、この三人はいきなり創造的な洞察を得たのではない。
それまでに何年間も問題に取り組んでいたのだ。
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【第五段階】客観的に評価する
新しいアイデアを思い付いたら、それが何の役に立つかを決定するために客観的に評価する必要がある。
好むと好まざるにかかわらず、創造的プロセスは新しいアイデアを数多く生み出すが、ほとんどは勝ちのないものだ。
自分のアイデアから距離を置いて、できるだけ客観的に評価しよう。
新しい商品やサービスのためのアイデアなら、顧客に感想をもとめるといい。
率直で客観的なフィードバックをたくさん得て改善する方法を模索しよう。

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大きな問題にぶつかり、それを解決しようとするときは、以上のようなプロセスを活用するといい。
まず、問題を明確にし、それを書きとめよう。
次にできるだけ多くの情報を集めることだ。
情報が十分に収集出来れば、あとは潜在意識に任せるといい。
遅かれ早かれ、新しいアイデアがどこからともなく浮かんでくるはずだ。
それをすべてチェックしよう。
その中にダイヤモンドの原石が含まれているかもしれない。

(参考文献 自宅にいながらお金持ちになる方法 マイケル・ルボール著)

〈感想〉
素晴らしいアイデアは莫大な富を生む。
ではどうすればそのアイデアを思いつくことが出来るか。その答えを完結にわかりやすく教えてくれました。

慣れるまでは時間が掛かりそうですが、誰でも出来る単純作業でもあります。

しっかりと 行動することで成果を出して行きましょう!
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