役割が人を成長させる!

【実験】(スタンフォード大学 
心理学者フィリップ・ジンバルドーの実験)

学生に囚人と看守の役を与えました。

(囚人役)
囚人服に着替え、キャンパスの地下室につくられた刑務所に入れられる。

(看守役)
制服に着替え、囚人役を監視する。

【結果】
看守役は囚人役に腕立て伏せなどを強要。
夜も眠らせないようにした。
抵抗した囚人役には消火器を噴射し、
独房に閉じ込めた。
いきすぎた行動も
「仕事をまっとうするために必要だ。」
と考えた。
囚人役は実験後すぐ、
看守役に対して服従的な態度を
とるようになった。

つまり、
持って生まれた性格とは関係なく、
役割は人間に大きな影響を与える。

【筆者の意見】
役割は人を変えます。たとえば、
「○○さんは、この会社で最も
○○する人です」と言葉にするだけで、
○○さんはその業務に傾ける情熱を
強化させるでしょう。
親の前の自分、パートナーの前の自分、
友人の前の自分の役割はそれぞれ違います。
おなじ友人でも、Aという友人の前と、
Bという友人の前では役割が違います。
それぞれの環境で生きる為に、
人はずっと自分の役割を演じてきました。
ですから新しい役割を持てば、
また新しい力を発揮することでしょう。
世界トップクラスの経営者は役者のように、
時と場合によって「あのときの自分」を
使い分けるといいます。
自分は「どんな存在でありたいか?」を
考えてみてください。部下には
「どんな存在であって欲しいか?」を
伝えてみてください。
役割が思いつかないときは、
好きな企業やブランド、
ショップなどからもヒントを
得ることが出来ます。
いま私が自分に与えている役割は
「ビジネスリーダーたちにとっての
Amazon役」です。
「いま求められている情報を、
いつでもすぐに届けられる。」
お客さんとってそういう存在でありたいと
思っているからです。
ビジネスリーダーにとって有益な
あらゆる情報を、古今東西問わず集め、
巨大化していきたいと思います。

その人がのぞむ役割を決めて、
週にアピールしよう。
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【私の感想】
私も職場で、新しく何かの任務を
与えられたときに責任感をもって
その業務を遂行しチームを引っ張ろうと
努力した経験があります。
始めは自信がなく不安だったことも、
やっていくうちに成長できたことを
覚えています。
成長のことを考えると、
自分には少し荷が重いな、
くらいの業務が自分を
成長させてくれるのかもしれません。
もしくは、だいぶ荷が重いくらいでも
大きく成長できるかもしれません。
新しいことに挑戦することは怖いですが
大きく飛躍することを考えたら
積極的に挑戦し続けることが大切ですね。

(参考文献 図解 モチベーション大百科)