ビジネスで勝率を上げるには

<孫子ならどうする?>
数分の一の投資と労力で、同じ結果を出す道を探す

現代にいる私たちは、孫武(『孫子』の著者)のように戦争の指揮はしません。しかし敵や戦いは、私たちの日常に形を変えてあふれています。
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「敵」とは、新しい取り組み、始めるものごとです。
「戦い方」とは、始める際の方法です。
「戦うこと」とは、時間、労力、資金をものごとに注ぎ込むことです。

1回戦うたびに、私たちは時間や労力、資金を投入しているのです。仕事も戦いです。受験も戦いです。恋愛も戦いと言えるかもしれません。

孫子は戦うこと自体をリスクだと考えています。
結果が得られなければ、自軍が消耗するばかりだからです。

「百回戦って百回勝ったとしても、最善の策とは言えない。戦わないで敵を降伏させることこそが、最善の策なのである」
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ビジネスでは特に、必要資金と労力が少ないほど、勝率が高まります。大きな工場跡の建物で、ホームセンターが営業を始める時代です。居ぬきなら、投資が少なくて済むからです。小さな資金と労力で、大きな目標達成を狙うことが重要です。

流行のクラウドファンディングも、戦いを避けた目標達成の一つです。

次はより小さな資金、さらに短い時間、少ない労力で達成する。そうすることは、戦わずに勝つ道に一歩近づくことなのです。

(参考文献 実践版 孫子の兵法 鈴木博毅 P55)


<感想> 戦わずして勝つ 私(サラリーマン)の場合、戦いの1つとして、得意先との商談と置き換えられます。商談をせずして勝つとはどういうことか考えてみました。 私の担当している得意先は、バイヤーの気分次第で全てが決まる感じです。バイヤーの機嫌が良いときは、商談がうまくいき、機嫌が悪いときは何も決まらないことさえあります。(こういう状況って私だけでなくよくある感じですよね) f:id:toshimai:20200518053617j:plain そのため私が心がけていることは、バイヤーが少しでも機嫌が良い状態にする、もしくは機嫌が良い状態を見計らって、商談をすることです。 商談前に、プチプレゼント(良い情報やお土産)をしたり、アイドリングトークで場を温めたり。 また、お気に入りの人と商談した後に、商談をさせてもらったりもしております。(少し機嫌がよくなってます。) まだ担当になったばかりでバイヤーとの関係が出来ていないときは特に心がけております。 利害関係のある人と新しく人間関係を築くことほど大変なことはありません。まさにサラリーマンにおける戦いとはここかもしれません。人によっては、うまく関係が築けず鬱病になる方もおります。 f:id:toshimai:20200518053708j:plain しかし1年くらい担当していると、バイヤーとの信頼関係も少しづつ築かれてきます。一番手っ取り早い方法は自身とバイヤーの信頼関係を構築することです。誠心誠意接することで少しづつ構築してくのです。ただ、信頼関係は意外とすぐにこわれてしまうので注意が必要です。 サラリーマンとしての戦いとは、得意先との新しい人間関係を築くこと。戦わずして勝つとは、信頼関係の構築に尽きると私は考えます。